奇形
脳神経外科では、先天的な奇形についても治療を行っているケースがあります。先天的な奇形が原因となって、脳神経外科での処置が必要になるような疾患を引き起こすことがあるのです。ですから、小児での受診では、こうした先天性の奇形について理解しておくことが重要になります。
乳幼児で脳神経外科を受診しているケースを見てみると、水頭症や新生児頭蓋内出血、せき髄髄膜瘤、二分脊椎のような先天性の奇形が原因となっている場合が多いのです。特に乳幼児のころは、脳が未熟であるために、こうした先天奇形が問題になる場合が多く見られるようです。
たとえば水頭症の場合は、内視鏡手術を行う場合もありますが、最近では顕微鏡による手術を取り入れている病院もあるようです。子供の場合、ダメージを強くすることで合併症を招いてしまう危険性が高いのですが、顕微鏡での治療ならダメージを軽減することができるので合併症の危険性を低くすることができます。また、二分脊椎という奇形もありますが、これについては身体に麻痺が出ないように配慮しながらせき髄に手術を施すという方法がとられています。
また、脳動静脈奇形という疾患もあります。これは、本来なら動脈と静脈の間には毛細血管があり、それが両者をつないでいるのですが、こうした毛細血管を経由しないで動脈と静脈がつながってしまう、というものです。こうなるとなにが問題なのかというと、動脈には強いポンプの力があるのですが、この圧力が直接静脈にかかってしまう、というものです。
静脈は血管壁が薄いので、この圧力によって壁が崩壊してしまい、大出血を起こしてしまうという危険があります。こうした奇形についても、脳神経外科において治療をすることができます。奇形な部分を取り除いたり、奇形の血管を塞栓させることで危険を回避することができるというものです。
このように見てくると、脳神経外科で扱う奇形にもさまざまな症状や症例があるということがわかります。先天的なものは経過を観察しながら、手術や治療のタイミングを計ることもあります。
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